夢のマイホーム購入。ローンを組むなら消費税増税前で低金利の今がラストチャンス!?不動産セールスマンの営業トークを論破!!
私の周りでは、結婚を機にマンションを買ったという話を
良く聞くようになってきました。
「家賃を払い続けていくぐらいなら
ローン組んで広くて新しい家に住んだ方がいい」という判断基準をよく聞きます。
しかも今なら低利息で安く借りられるチャンス!
消費税も10%に上がる前に、安く夢のマイホームを手に入れるラストチャンス!?
でも、それって本当?
悩んでいろいろ調べていたら
こちらの本にたどり着きました。
住宅ローンのリスクなどが分かりやすく説明されていて
読みやすかったです。
概要を少しだけご紹介します。
低利息ということは、これからの金利は「上がる」しかない。
「安い今」を基準に考えてしまうと金利が上がった時に家計が苦しくなります。
モデルルームの営業マンが、金利1%で試算しはじめたら
2%でお願いしますと頼みましょう。
また、変動金利0.775%など、安さをアピールする場合もあるそうですが
この金利を約束するのはたった半年間だけなのがほとんどだそうです。
これは金利が上がるリスクが高すぎて危険ですね。
変動金利を考えている場合、参考本で紹介されているオススメプランはこちら
変動金利で借りる場合は、1000万円ぐらいの規模で
10年程度で返せるプランがベスト
消費税が10%にアップしても、大型の住宅ローン減税が実施される見込みなので焦らない
一生に一度の大きな買い物なので
8%から10%に消費税が上がる前に買いたいという心理が働きます。
頭金もしっかり準備できて
子供も生まれてしばらくたっている家庭であれば買い時だと言えるでしょう。
しかし、頭金0円でも大丈夫という甘い言葉にそそのかされて
「今買うしかない!!」っと勢いで契約してしまうのはNG。
ローンの支払い地獄に陥ります。
ローンの支払い地獄ってどうゆうこと?
例として、参考本で紹介されているケースで考えてみましょう。
35歳で35年ローンを金利2.5%で3000万円借りたとしよう。
毎月10万7000円支払い。
60歳の時には約1100万円もの残高が。
退職金で一括払い?
せっかくの退職金がローン支払いでほぼ消えてしまい、穏やかな老後を過ごすことができません。
このような恐ろしい定年後ビンボーが待っています。
頭金が用意できていないのであれば
消費税増税前といっても買い時ではありません。
しかも、消費税増税後には大型の住宅ローン減税が実施される見込みなので
焦って買う必要もないでしょう。
それでは、買い時なのはいつなの?
- 頭金が2割用意できてから
- 子供が小学校入学する前
この2つを買い時ポイントとして
計画的に貯金をしていくといいそうです。
3000万円のローンを組みたいなら
最低600万円必要ということですね。
引っ越し費用やその他書類費用など200万円はプラスで考えるとして
合計で800万円用意すると安心。
貯金すべてをつぎ込むことはできないので
余剰金も当然必要です。
また余談ですが、
2018年頃から日本の世帯数がどんどん減少していくと言われています。
そうすると、都心以外であれば格安物件が増えていきますよね。
2015年が世帯数のピークで、かつ
消費税増税前&低金利と言われている今は住宅購入の需要が増えています。
割高な物件を無理なローンを組まされて買ってしまうかもしれません。
今は心を落ち着つかせて、計画的に頭金を貯めて
将来の計画をしっかり立ててから考えましょう。
おまけ:ローン返済額は年収に対して25%以内ならOK?
よく、不動産の営業トークで
ローン返済額は年収に対して25%以内なら大丈夫ですと言われるそうです。
そんな営業トークも
参考本では下記のように論破してました。
年収が500万円の人が月10万円の返済を組んだら、
1年間で120万円で、返済の割合は約25%で余裕?
この考え方には落とし穴があります。
住宅費として管理費修繕費その他固定資産税も忘れてはいけません。
さらに、年収ではなく年間の手取りで考えなければなりません。
管理費修繕費その他固定資産税も入れると年間165万円にも!
税金等抜いた手取りが年400万円としたら、
住宅費が占める割合が33%にもなり生活が苦しくなってしまいます。
「年収500万あるから月10万のローン支払い余裕~」なんて
余裕ぶっこいていると、お尻に火がついてしまうということですね。
手取りから、住宅費のすべての支払いを合わせて
無理なく家計がやりくりできるか考えるのが一番です。
他にも、効率のいいローンの組み方や、ローンの選定方法など
分かりやすく紹介されていました。
夢のマイホームを検討中の方は
無理なローンを組まされないためにも一読する価値があると思います。
しばらくは賃貸で我慢、我慢。
では、また。